4.機会費用(逸失利益)
機会費用とは、比較した場合に、選択したときに得られたであろう利益のことで、逸失利益とも言う。AとBを比較し、Aを選んだとする。仮にBを選んでいたとした場合にBから得られた利益とAから得られた利益の差額になる。

この機会費用は、意思決定に必ず影響させなければならない。先ほどの例で言うと、毎日10人のお客がケーキセットを食べずに帰っていた。仮に食べていたとすると毎日一人当たり500円の利益となり、10人で5千円の利益となる。何もしなかった場合には、1日当たり5千円の利益を失うことになり、これが逸失利益であり、機会費用である。また、例えば、臨時的に簡易テーブルを用意し、10人にケーキセットを提供した場合には、5千円の利益が生じるので、何もしなかった場合と比べ、1万円の差額となる。ここでは、機会費用は1万円となる。そのため、食べた場合と食べなかった場合を比較し、改装するか否かの意思決定では、機会費用は必ず考慮する必要がある。